フルハーネス義務化!買換え前に知っておきたいポイントをご紹介

2020.2.21

制服イメージ写真

労働安全衛生法が改正され、建築現場等で安全のために着用するフルハーネスの規格と着用基準が変わることになりました。2022年1月2日からは新規格に適合したものしか着用してはならないため、準備を急いでいる企業も多いのではないでしょうか?今回はフルハーネス購入前に知っておきたいポイントをご紹介します。

■要注意!旧規格のフルハーネスもまだ販売されています

旧規格の商品は2019年8月以降は製造できなくなりました。このため、それ以降に製造されるフルハーネスは新規格を基準に作られたものということになります。しかし、ここで1点注意があります。実は旧規格の商品は製造が終了しただけで、着用禁止となる2022年1月1日まで販売が許可されているのです。ご購入の際には、新規格を満たしている商品なのか、旧規格の商品なのか、必ず確認するようにしましょう。

 

■フルハーネス対応の作業服はいったい何が違うの?

実はハーネスの新調に併せて作業服も新しくする企業が増えていることをご存じでしょうか?フルハーネス用の作業服には元々ハーネスを引っかけるフックが付いていたり、着用の際に擦れる部分に丈夫な生地が使われているなど、より快適で安全に着用できる工夫がされています。もちろんハーネスだけを新調しても良いのですが、万が一、足を踏み外すなどの事故が起きた時、作業服がずり上がり首が締ってしまう場合や、ハーネスのベルト部分だけに力が掛かり、別の大けがに繋がる危険性もあります。

フルハーネス専用の作業服は体全体に力が掛かるので、いざという時により安全に身を守ることができるのです。最近は空調服にもフルハーネスが着用できるタイプのものが出ていますので、何より大切な命を守るため、トータルで新調してみてはいかがでしょうか?